
インフラ設計に関わる、エンジニアの重要な仕事は「リソース消費量を適切に把握する」ことです。
リソースとは、コンピュータの性能を決定する資源を指します。コンピュータの性能を決定するリソースは一般的に1.メモリー2.プロセッサ3.ストレージ4.ネットワーク。
この4つを指し示していることが多く、その中でもコンピュータの性能を決定するリソースは、上記4つの中で「最も弱いもの」だそうです。
例を挙げると、4つのリソースうち、メモリーとストレージとネットワークの、3つのリソースに余裕があったとしても残りの1つのリソースであるプロセッサが限界に達してしまえば、性能は停滞してしまうのです。
そのため、4つのリソースの中で「最も弱いもの」が全体の速度や能力を規定してしまいます。
この全体の速度や能力を規定してしまうリソースの事を“ボトルネック”と呼ぶこともあります。
“ボトルネック”が許容量を超えてしまうと、ユーザーが体感する処理時間を指すレスポンスタイムが遅延してしまいます。
レスポンスタイムが遅延してしまうと、単位時間当たりに処理される仕事量を指すスループットが低下してしまいます。
このような事態が起ないように、リソース消費量を適切に把握し、リソースの設計を行うことがインフラ設計に関わるエンジニアにとって重要な仕事となります。
マネージドサービスのメリットと、導入する際のポイント
マネージドサービスを導入したいと考えるのであれば、メリットと導入時のポイントを知っておくべきだと言えます。
このサービスを利用するのであれば、自社の社員にかかる負担を減らすことが可能です。
運用や管理を外部に委託することができるので、IT部門担当者や社内エンジニアの仕事を減らすことができます。
さらに、これは本来の業務に割くことができる時間が多くなることもあらわしているでしょう。
システムの運用や管理を行う必要がなくなることで、別の仕事を行うことができるようになります。
高い知識や豊富な経験を持つ専門業者に委託することができるため、セキュリティリスクの軽減や障害時の迅速な復旧を期待することも可能です。
専門家は日々最新の知識や技術を取り入れているので、運用や管理に必要な情報を自社でアップデートしなくても最適なサポートが受けられるというメリットもあるでしょう。
非常に便利なサービスだと言えますが、導入する際には気をつけることがあります。それは自社に最適なサービスを選ぶということです。
まず、自社でどういった問題を抱えているか明らかにしておくことが大切であり、その問題に対応してもらえるサービスを選ぶ必要があります。
サービスによって依頼できる内容は違っているので、この点を確認しておかなければ希望するサービスが受けられないかもしれません。
コストや導入までの期間も重要ですが、サービスごとに依頼できる範囲が大きく違っていることを知った上で導入するようにしてください。
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