ITエンジニアはサーバーなどハードウェアの選定を大体3年目ぐらいになると行うようになり、費用見積もり等を任されるケースがあるようです。
リソース追加が簡単になってきたとはいえ、仮想環境を利用する場合であっても初期リソースや追加リソースのサイズを見積もらねばならないのです。
このように必要なコンピュータリソースの見積もりを行う事を「サイジング」と言います。「サイジング」ではピーク負荷量と、その時のプロセッサ使用率をベースとし、ベンチマーク値の比を乗じてサイジング対象のプロセッサ使用率を類似システムを用いて推計します。
さて、システム開発の初期工程で重要な位置を占めるのがこの「サイジング」です。
この理由は3つあります。
1つ目は最初で決めたサイズを後々変更するのは難しいこと、
2つめは開発費の大きな割合をハードウェアが占めること、
そして3つめはハードウェアのサイジングにソフトウェアの費用も影響を受けること。この3つになります。